自分を知らない
春ですね。
こんにちは。初めまして。
ここは異国情緒漂う不思議な魔法の世界…
ではなくただの文章力アップのためにつらつらと書き綴っているだけのブログです。
黄金色に輝く魔法の光も、宙に浮く不思議な物体も、見たこともない謎の生き物も存在していません。
めっちゃ残念。魔法の国にいきたい。
現在、とある事情で会社を退職し、もう一度仕事を始めるためにキャリアの棚卸しとやらをしておりまして。
大学3年のときの就活を思い出していたんですけど。
当時、私は本当に自分がいかなる人物なのかがわからなくて、
自己PRに悩んだ記憶しかないくらいに苦労しました。
大学の勉強は頑張ったし、アルバイトもできる限り頑張った。
でも、自分の強みがまったくわからない。
工夫してきたこととかはあるけど、
それをさも強みのように語るのは無理があるような気がしたし、
何ができるのかアピールしろって言われても、どんな仕事があるかわからないし目の前のものをただがむしゃらにやるしかないじゃんね、とか思っていました。
しかし今、もう一度自分について振り返ってみたときに、この「自分がわからない」原因がなんとなくわかったような気がしました。
それは、人との圧倒的なコミュニケーション不足。
かかわる人間の絶対数が少ない。
自己評価しかないから、不安定でうつろいやすく、自信がない。
誰かに「私の強みって何かな?」って相談することもできなかったし、就活で悩んでることを誰かに言うこともなかった。
ただ、黙々と、ひたすらに、数少ない経験の中から自分のエピソードをひねり、ねじり、なんとかして歯ブラシの上にのせた歯磨き粉みたいな。
そんな自己アピール文を持って採用試験に臨んでいました。
で、現在。
そうやってなんとか新卒採用で入り込んだ会社を辞めて、
また1から自分のアピールポイントを探そうとしたときに。
「あれ??思ったより・・・出てくるもんだな・・・」
と感じました。
(そのアピールポイントが実際に社会でニーズがあるかは別として。)
自分はこんなことができるみたい。こんな風にものごとに取り組んでいるみたい。
そんなことが書きやすくなった。
たった4年ほどの社会人生活の中で、常に人から評価されるという状況に身を置いたことと、同僚や先輩や上司とコミュニケーションを半ば強制的に(笑)とってきた結果の副産物として、なんとなく自分のことが分かるようになったのだと感じています。
人間って不思議ですね。私以外私じゃないの~とか言ってても結局は社会的な動物で。人同士が影響し合いながら、相手を造ったり自分を造ったりしているんだなあとしみじみ考えるきっかけとなりました。
日本では、4月という月はたくさんの想いが交錯する特別な月だなと思う。
これまでの、さまざまな4月をたくさんの感情とともに過ごしてきた自分に
「大丈夫だ、君のやってきたことは何ひとつ無駄になっていないから」
と伝えたくなった今日なのでした。